「元気!ながさきの会」のパソコン教室に入会して6年目を迎えましたが、パソコン操作の技術的能力は思ったようには向上しません。
しかし、教えていただく教材の中で、今まで何となくしか知りえなかったことをはっきり知り得ることができるようになり、単にパソコン操作技術の向上のみならず、教養の向上にも大変役立っております。
 一例を揚げさせていただきますと、ごく最近教えていただきました正月の「全国のいろいろな雑煮」の中で,餅の形が日本の「西側」と「東側」では異なっていて、おもに西側では「丸餅」、その後工夫されて東側では「角餅」となっているのが一般的のようです。地理的にその境目はというと岐阜県の関ヶ原あたりのようで、丸と角の相異が正に戦国時代の天下分け目の決戦場につながっているとはなんとも驚きを隠し得ません。
ただし、岐阜・石川・福井・三重・和歌山の5県では丸・角両方の地域もあるらしく、山形県庄内地方や岩手県一関市では丸餅が主流で、高知県や鹿児島県には藩主などが江戸に長く留まっていたことなどから角餅を使う地域があるなど、どこにも例外はあるようです。

文責  宮澤 溥

丸餅の小豆雑煮(山陰地方)

角餅の東京江戸雑煮(東京地方)