「睡眠時無呼吸症候群」をご存じですか。
「夜寝ているとき時々呼吸が止まっているよ」と主人に言われ、掛かり付け病院の医/師に言った所「無呼吸症候群の検査をしてみましょう。」
と言われ、検査入院しました。16時病院の病室に入りますと、看護婦さんから「夕食前にシャワー済ませておいてね。」と言われ、何で寝る前のシャワーではいけないのと思いつつ、ホテルの一室にいるような雰囲気の病室のバスに浸かった後、夕食となりました。20時ごろ「検査の準備をしましょうね。」と看護婦さんに言われ、脳波を含めた精密検査(ポリソムノグラフィ)の準備。頭のいたる所・手・足に電極付きの様なコードをテープで止められました。頭にはコードが外れない様ネットをかぶせられ、人様には見せられない様な格好となり、21時消灯です。「まな板の上のコイ」と腹を決めた為か、昼間の疲れのせいか、直ぐ眠ってしまったようです。翌朝6時に看護婦さんに起こされ、電極付きの様なコード外し。「痛い?ごめんね」の看護婦さんの声を聴きながら、髪の毛についた粘着テープ外しに難儀しました。朝のシャワーで髪の毛をきれいに洗い、朝食を済ませ帰宅。

後日医師からの説明に因ると一晩に16回の無呼吸がありますので、「在宅持続陽圧呼吸療法装置」を付けましょう。特殊な機械で圧力をかけて空気を送り込む治療法で、この圧力によって肺への空気の流れが良くなり、呼吸が止まる事が無くなります。」と言う事になりこの器具をレンタルすることに決まりました。
なんとまあ寝ている間に16回も呼吸が止まっていたのかと思うとぞっとします。15㎝×20㎝位の器具に電源コードを差し、1.6m位の長いエアーチューブを差し込み、その先にヘッドギアーの先についている透明マスクを鼻に付け、おやすみなさいです。でもこの姿を見た3歳の孫は「バァバ」と言ったきり固まっていました。他人様には見せられる姿ではありませんね。でも私はこの器械のお蔭で睡眠時間中に無呼吸は1回あるか無しかになり、安心して熟睡出来る様になりました。
                                文責 福島