第20回健康セミナー

日 時 : 令和3年9月15日
場 所 : としま産業振興プラザ(IKE・Biz)
演 題 : 認知症の方への対応の仕方
    ~『おやっ?』と思う初期症状から重たくなった症状まで、その時々、家族・友人・周囲の人々は?~
講 師 : 宮島 里子氏
    アトリエ村高齢者総合相談センター
参加者 : 会員 54名、会員外 7名

新型コロナウイルス感染症対策として入場前に手指消毒、検温を済ませました。また密を避けるために机、椅子の配置も考慮しました。

講演は先ず、認知症とはどんなものかを復習。それは脳の病気で物忘れが多くなり生活が不自由になるだけのものであること。そして誰より苦しいのも、悲しいのも本人であるということでした。初期症状から病状の進み具合に合わせてどのように対処すべきか事例を挙げて説明されました。兎に角認知症の方へは否定せずに「肯定」する、説得するより「納得」する、困った行動には「どうしたの?」と聞く、出来たことをみつけて「褒める」。そして「きれい」「気持ちいい」「うれしい」「ありがとう」の声掛けをすることが大事です。
そして認知症は家族や社会に尽くして頑張ってきた人であり、「困った」人ではありません。家族や周りの人が理解すれば助けを借りながら住み慣れた地域で幸せに暮らすことが出来るのだ、と結ばれました。
今回の講演は認知症の方、或いはその予備軍を抱えた周辺の人にとって分かりやすい、ためになった話だったと思います。